「ついに最終回を迎えたファイアパンチ」
「初めは意味不明なシーンも多かったですが、読み進めていくとより意味不明になるという凄い作品でした」
「とにかく謎の勢いというか、魅力のある作品でした」
最終回のあらすじ
- 世界が滅びて何億年と経った
- そして宇宙を一人彷徨ってたルナだが、サン(主人公)と再会する
- 「きみ・・・なんで泣いてるの?」
- 『それから二人で少しだけ話した後、彼は眠ってしまった。私も少し後に、一緒に眠った』
- 最後に二人が笑顔で映画館の席を立つシーンで終わり
「深い解釈があるのかもしれないが、さっぱり分からん……」
「とりあえず幸せそうな二人を見れて良かったです」
「あの映画館のシーンは謎の魅力というか、感動があるよね」
全体を通した感想
序盤の世紀末伝説な感じ
- 1話の完成度は物凄かった
- 消えない炎を纏い、北斗の拳的な感じで悪人をファイアパンチしていく。新たなる世紀末伝説かと思った
- 途中で映画を撮ろうと言い出すトガタが出てきてから話の方向性が分からなくなってきた
- でもトガタは強くてなんやかんや爽快感あったと思う
トガタ死亡編
- 倒すべき敵が優しい老人になって主人公が目的を見失いかけたところで、物語の方向性も同様に見失われた気がする
- それでもトガタが死ぬシーンはかなりの盛り上がりを見せたと思う
- 色々なものが意味不明だけど見開きページを使った「生きて」が迫力ありすぎてなんか読み進めてしまう。勢いの凄い作品だ
- トガタは初めは意味不明に感じたけど凄くキャラ立ってたし、退場シーンもかなりドラマチックだったと思う
- 問題はその後だ
中盤の巨大な木が生えてきたところ
- もはや意味不明すぎた
- なんか急に出てきたユダとかなんかな人が木になったと思ったら仲間が全滅していた
- なんか裸でキャッキャウフフと踊ってたら世界が変わっていた。何を言ってるか分からないと思うが、本当にその通りだ
- そしてちっこい子供とかカメラ女はちゃっかり生きてた。そこがモブとの違いだ!
ファイアパンチじゃなくなる編
- 主人公が炎に包まれなくなって、完全に物語の方向性を見失う
- 「常に燃えてる主人公」という絵的にもかっこいい設定がなくなりかなり残念だった
- なんかラブコメ路線に一瞬だけ行こうとしたけどやっぱ今更無理だ、となった感じ
- そしてちびっ子がまさかのラスボス化
VSラスボス編
- なんか分からんけど敵はすぐにやられた
- 見せ場少なし。ちびっ子くんはもう少しなんかドラマがあっても良いと思った
そして世界消滅編
- 物語が壮大すぎてもはや理解するのは諦め、考えるのではなく感じながら読む
- 最終回は読後感が不思議と良い
- 「色々な事を誤魔化すな!」と言ってしまえばそうかもしれないが、主人公とヒロインが笑顔で映画館を去ったんだから良しとしよう
- 最終8巻は2月2日発売か
最終回の1話前でファイアパンチの映画を観るところで
「ただただ過激で意味が分からなかったが」 ← ほんとその通りだよ!
「その男はずっと燃え続けていた」
「俺はいつの間にか 拳を握っていた」 ← わかる
総評
- あまりに謎めいていた作品なので、毎回話がどう変わるのか気になって仕方ない作品でもあった
- 次はどうトンデモ展開が来るのだろうとワクワクしていたのかもしれない
- 次回作にも期待だ!