「デスノート新作映画!」
「本編の映画がとても良かったので行かざるを得ない……!」
「さて、完全オリジナルストーリーだったけれど評価のほどは……」
全体的な感想
「とりあえず全体的な感想をネタバレなしで」
- 導入はワクワクした
- 中盤、あまりに盛り上がりポイントがなくて集中力が何回か切れた
- 終盤、この人はなんでこんな事してるんだろうと疑問に思う点が多かった
- ミサミサ関連のエピソードは良かった
- 新キラ、新Lのキャラの魅力をあまり感じない(もちろん演技は素晴らしい)
- 頭脳戦はほぼ無い
- 総合的に微妙な映画だった
「最近は『シンゴジラ』、『君の名は』、『聲の形』と当たり作品が多かったから目が肥えてたかもねぇ」
「更にデスノートが好きなので評価が厳しめになっちゃうところはあるんでしょうね」
以下、ネタバレ感想
「ここから先は各エピソード毎にネタバレ感想を」
「気になる人はここで引き返すと良いです」
導入部 デスノート通り魔事件
「なんか外国人の医者がノート拾う下りは展開遅く感じたけど、通り魔事件は緊迫感もあって良かった」
「こういうクレイジーな使い方する人が出てもおかしくないですよね」
「Lの印象的な登場の仕方も効果的で良かったと思う」
口元隠しただけでデスノート対策になるの?
「なんか口元をマフラーみたいなので覆って忍者っぽくして突撃する警察たち!」
「サングラスもかけてますけど、こんなのでデスノート防げるのかよと衝撃的でしたね」
「しかもここまで素顔を見せない事を警戒してたのに、後で間抜けにも素顔でミサミサを追いかけて返り討ちに合う二人の無能刑事」
新生キラがどうたらこうたら
「なんか新生キラが実際に裁くシーンが描かれないので想像しにくいけど、すでに新生キラが大量の裁きをやった後のシーンなんですね」
「更にそこにサイバーテロリストの人がデスノートを手にしてテンヤワンヤ」
- サイバーテロリストのハッキング能力が高すぎ
- キラウィルスの下りはワクワクした。やっぱ藤原キラは良いよね
6冊のデスノートを集めれば、約束の場所へ行ける
「?」
「?」
「デスノートをドラゴンボールか何かと勘違いしてるのかな」
「警察側がデスノートを6冊封印したいという気持ちは分かるけれど、キラ側が6冊所有にこだわる理由がサッパリでしたね」
「キラはそんな事言わない感がすごかった」
- ミサミサも「そんなの信じられるわけないじゃない」と苦笑
新Lがただの嫌な奴にしか見えない
- ひたすら周りをバカにして挑発的な態度を取る
- Lを超えたいと固執してるけど、特にその理由も描かれないのでフーンな感じ
キラ信者「こっちの手元には既に4冊のノートがあります」
「いきなり端折った!」
「6冊のノートが人間界に! とか宣伝してましたけど実質的には3冊のノートの奪い合いですな」
- 逆探知してキラ信者の元へ警官隊は突撃
松田さん、死亡
「……なんか悲壮感を出すためにとりあえず殺された感」
「彼なりにライトを思って行動するのは良かったですよね」
「でも警察隊の『松田の弔合戦だぁ!』は全然絆を感じなかったのでフーンて感じ」
新L「実はデスノート1冊持ってたんすよ」
「……お、おう。というくらいの新事実」
「何気に新Lは死神と友達になっていた」
「新Lは元Lを超えるために絶対にデスノートを使わない宣言」
「そのためLがキラとの対決で使った自分の名前をデスノートに書く作戦は使えない!!」
そして決戦の時 結局ノートを奪う肉弾戦
- 指定された場所にはミサミサが待ち構えていた!!
- 死神の目により無能警官が2名死亡(なぜ顔を隠さない)
- 新L、デスノートに名前を書かれて死亡?
「ここで、ミサミサはあらかじめ即死という文字を書いてから、人名を書くという高度なテクニックを使っていた」
「よく見なければ気づかないけれど名シーン。やっぱり彼女はデスノートの扱いに慣れているねぇ」
ミサミサの最後 感動
「この映画の一番感動したシーン」
「デスノートに自分の名前と『夜神月の腕の中で死ぬ』と書く悲しい結末」
「唐突に訪れた感動シーンだけど、映画館の人がみんな感動してるのが伝わって来るようでした」
- そしてミサミサに約束の場所を教えて貰ったキラ信者は『約束の地』へ
約束の場所にて
信者キラ「死神の目をくれ。俺は新生キラを殺す! 奴は偽物だ!!」
「この信者……何がしたいの」
- そこに主人公登場
- 更にそこに、新Lが登場
自分の名前はデスノートには絶対書かない(キリッ)。でも他の人が名前書いてくれたおかげでセーフ
「本編デスノートのトリックの使い回し……」
「こんなラッキーで生き残っちゃって良いのかな」
- そして新Lによる推理劇が始まる
- 新L「主人公、お前が実はキラで記憶を失ってるだけだーーー!」
実は主人公がキラだった
「デスノートお約束の自演記憶喪失」
「もう他に怪しい登場人物も居ないですもんね……」
- なんかキラの遺伝子を受け継ぐ子供〜みたいな話があったけど、なんやかんやで主人公が新キラに
「この主人公が本当に何を考えてるのかサッパリわからん」
「俺は犯罪だけじゃなく戦争も止めてやるー!という意気込みは良かったと思います」
突然のヘリ乱入で銃撃戦……
「もう……ハチャメチャ」
「しかもその銃撃戦で信者キラ死亡」
- 信者キラ、最後の最後に主人公にデスノートを託す
- 本当この人は何がしたかったんだ
- 信者キラがデスノートを使う際、警官隊の仮面を外すのをノリノリで手伝うリューク
「リュークがこう言う手伝い行動をするのはなんか違和感が……」
「俺の手を借りるくらいではお前は終わりだ、のセリフが軽く見えちゃいますよね」
そして地下水路に逃げ込む新キラと新L
「なんで新キラは新Lを助けようとしてるんだろ」
「サッパリ分からんかったです」
- そして逃げた先には女警官がいた。
- 女警官は兄をキラに殺された為キラを恨んでた。主人公に銃を向ける
- けど結局外しちゃう
新Lの死神、女警官を殺す
「感動的なシーンを演出してるけど、全然感動できないよね」
「新Lと死神の関わりはあまり描かれてないし、そもそも新Lを庇う為じゃなく何故かキラを助ける為にノートに名前変えてるもんなぁ」
「あなたの大切なものを守りたかった、というけれど新Lにとってどこらへんが新キラが大切なのか……」
- とにかく茶番劇により女警官と死神は死亡
- そして駆けつけた警官隊に全員捕まり事件終了
新Lの後継者。それは新キラという超展開
- 結局4冊のデスノートはテロリストによって盗まれた(無能すぎる警察)
- 新Lはデスノートを探したいけど、もうすぐデスノートで死んでしまう
「……もう何が何やら」
「いくらデスノートに熟知してるとは言え、絶対にダメな選抜でしょ。そもそもLってワイミーズハウスとかで教育を受けた天才しかなれないのかと思ってた」
「そして格好良く刑務所をスタイリッシュ出所する新キラ」
何も解決してないけど、最後にとりあえず「計画通り」
- スタッフロールの最後、キラビデオで「計画通り」とセリフが出て終了
- 別に世界は平和になってないし、何が計画通りなのかサッパリ分からん
- とりあえず言わした感が凄い
「新新Lが出所し、俺たちの戦いはこれからだぁ みたいな終わり方だけど」
「興行成績よければ続編とか考えてるんですかねー」
改めて総括
「山場も少ないし、最後のヘリコプター乱入を筆頭にまとめ方が雑な印象」
「頭脳戦もない。キラやLのように魅力的なキャラもいない。良かったのは前作から引き続き登場するミサミサと松田さん」
「それでもデスノート続編と聞くと観に行かざるをえないよね。それだけ本編デスノートの功績は大きい」